広島大学 大学院理学研究科 物理科学専攻

トリアーク溶解炉


アルゴン雰囲気でのアーク放電によって試料を加熱・溶解します.主に金属間化合物・合金の作製を行なっています.

マッフル炉


研究室では2台のマッフル炉を所有し,主に試料の熱処理に使用します.左側の小型の炉は1050℃(いすず,EPTR-13K),右側の大型の炉は1600℃の加熱が可能です(Advantec,FUH722PA).

ダイヤモンド・アンビル・セル(DAC)各種


ダイヤモンドをアンビルに用いた圧力セルです.1 GPaから100 GPaを超える超高圧までの加圧が可能です.実験方法に応じたさまざまな形状のDACがあります.

強誘電体特性評価装置


東陽テクニカ社製(Model 6252 Rev. C). 試料の誘電率を測定します.電気炉を併用することで室温から高温の測定が可能です.低温下での測定も計画中です

インピーダンスアナライザ


ソーラトロン社の1260型.10μHz〜32MHzの周波数レンジにおいてインピーダンス,ゲイン,位相,グループ・ディレイを分析できます.室温だけでなく高温での測定も始めています.

4K-GM冷凍機(DAC用)


DAC用の4K-GM冷凍機です.温度範囲 300K〜5Kで測定可能です.放射光実験や研究室での電気抵抗率測定にも使用します.ガス導入機構があり,低温下での圧力可変が可能です.

実体顕微鏡


オリンパス SZX7(左),ライカ EZ4(右).主にDACのサンプリングに使用します.どちらも落射,透過照明が付いています.

放電加工装置


BETSA MH20のDAC用の放電加工装置です.仮押ししたガスケットの中心に数100〜数10μmの穴を,バリなく空けることができます.

顕微ルビー蛍光装置


(株)Kev社製.ルビーのR12蛍光線の波長シフトを使って,DAC内の圧力を決定できます.

磁気カー(Kerr)効果測定装置 (共同利用装置)


NEOARK社製(BH-620-LP-RP).反射光による磁気光学効果(磁気カー効果)を測定し,磁性薄膜などの磁気特性を調べることができます.この装置は,学内の共同利用装置ですので学内の構成員は自由に使用頂けます.

水素化装置


数気圧の水素雰囲気化で試料を加熱し,試料を水素化することができます.学生の手作りの装置です.

高周波誘導炉


ワークコイルの高周波電流から発生した磁場より試料に誘導電流を生じさせ,試料を加熱します.